Friday, December 19, 2014

証拠探し

カナダ時間の12月14日夜、今学期最後の論文の草案を提出しました。

2日後には教授からの感想とコメントが返ってきて、いつも通り「Evidence(証明)は?」と。。。

論文の中で自分の意見や考えを書くとき、それをサポートする他の人の意見を明記しないといけないのですが、「これはCommonsense(常識)だろう」と甘く見てると、大変なことになります。

大学院レベルになると哲学的な考えもたくさん含まれてくるので、常識というものがあまり役に立たなくなってくるのだと思います。

例えば、Realism(実在論)を唱える人たちに「誰ひとりいない森の中で木が倒れたとしたら、音が生ずるか?」と聞くと、答えは「物は実在するから、周辺にその音を聞く人がいなかったとしても音は生ずる。」

でも、同じ質問をIdealism(観念論)を唱える人たちに聞くと、答えは「表面的な言語は思考や精神の中にだけ存在するので、誰も音を聞かなかったら音はしていない。」

私の専門は教育学科(ダンス専門)なので、そこまで深く哲学を追及する必要はないのですが、「常識」というのはとても曖昧なものだということをしっかり把握しておかなければいけません。

最終の提出日まであと2週間、関係のありそうな論文を読み漁って、証拠探しに専念します。


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